2022.11.03
「秋も深まってきました」
最近肌寒い日が続き、秋も深まってきた感じですね。今月は最近話題の帯状疱疹ワクチンについて説明させていただきます。帯状疱疹は皮膚に赤いブツブツや水疱ができ、通常強い痛みを伴います。原因は子供のころにかかった水ぼうそうで、そのウィルス(水痘帯状疱疹ヘルペスウィルス)が神経の隙間に長い間潜んでいて通常50歳以上になって帯状疱疹として発症します(水痘が軽かったりすると若い時に発症する方もいます)。帯状疱疹の最大の問題は強い痛みが残ってしまうことで、ひどい場合には一生涯残ってしまう後遺症になってしまいます。現在は帯状疱疹自体やその痛みに対する治療もかなり進歩していますが、最近予防のためのワクチンが開発されました。ワクチンの対象は50歳以上でここ5年以内に帯状疱疹にかかっていない方です。現在は2種類のワクチンから選ぶことができます。2種類のワクチンにはそれぞれのメリット、デメリットがあります。でもやっぱり帯状疱疹はつらい病気で、もし痛みが残ってしまうと一生の悩みになりますので私としては接種をお勧めします。ご希望の場合はどちらのワクチンを選ぶか、他のワクチンとの接種間隔、メリット・デメリットについて詳しく説明させていただきますのでお気軽にご相談ください。