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COLUMN

コラム

子どもの皮膚疾患、子供の疾患の治療方針~特にいぼについて~

こんにちは、ごとう皮フ科クリニックの医師、安藤です😁
日頃は皮膚科専門医として真面目に働いておりますが、仕事が終われば二児の父として我が子に身を捧げています。
 
隙あらば趣味のバスケットボール🏀をしたいのですが、なかなかできずになまっております。


さて、この度は子供さんに多い疾患についてのんびり書いていこうかなと思います🤗

「皮膚科が関わる小児の病気」となると、アトピー性皮膚炎などの湿疹病変もそうですし、水疱瘡や麻疹・風疹などの感染症もそうですし、転んでケガをしたとかヤケドをしたとかもそうですし、多岐にわたり過ぎて一度に色々お話しするのは難しく、何からお話したものかと悩んでしまいます…

ので!

今回はごとう皮フ科でも多くの患者様がいて、難治で、そのわりに病気の正体を知らずに過ごされている方々が多い、『イボ』に絞ってお伝えしようかと思います。

そもそも一般的に『イボ』と呼ばれるものにも何種類かありますが、子供さんの手足によく見られるのは『尋常性疣贅』というウイルス性の病気です。

原因のパピローマウイルス(イボウイルス)が皮膚や粘膜に入り込み、ゴツゴツした巣を作って居座ってしまうのです。

難治なうえに、パピローマウイルスの種類が100種類以上あり、一旦治ったと思ってもまたできてしまうことがあります。

このウイルスは皮膚や粘膜の細胞を好んで住み着くので、血液中や内臓に入り込んで悪さをするということはありません。

しかしながら、特効薬はなく、薬だけで退治するのが難しいのです。

当院のイボ治療の主力は『液体窒素』による凍結療法です。

ドライアイスよりもうんと冷たい液体でイボを皮膚ごと凍らせる!という少々野蛮な治療です。

ここで注意が必要なのが、イボウイルスはとても生命力が強く、1回や2回の治療ではなかなか治ってくれないということです。

通常、1〜2週間おきに治療をうけていただき、ウイルスとその住処をしっかり凍らせないといけません。

繰り返し凍結療法を行うことで、直接イボを撃退するだけではなく、皮膚の免疫反応を促進しイボウイルスを追い出す力も上がると言われています。

痛みを伴う治療ですが、諦めず、粘り強く続けていただきイボに打ち勝てるよう我々も最大限サポートさせていただきます。

当院ではそれに加えて、手足のいぼには液体窒素の後に塗り薬を重ねていきます。

さらに、補助的に行う飲み薬や自宅での塗り薬の治療、場合によっては手術の治療を行うこともあります。
お気軽にご質問くださいね😆✨