こんにちは、看護師のほみといいます
まだまだ暑い季節が続きますが、段々と乾燥が気になる冬が近づいてきましたね…
今回は、皮膚科の大切な治療の一つ、塗り薬の塗り方について説明していきます
皆さん、塗り薬の種類によって薬の量の測り方が違うのはご存じですか?
上の写真は、全て成人の手の平2枚分の量になっています
また、薬を塗った後にティッシュがくっついて落ちない程度というのも目安になります。
次に、湿疹部への薬の塗り方です。
湿疹のある部分は、ぼこぼこしているため刷り込んでしまうと薬がつかず、逆に皮膚への刺激につながってしまいます。
塗る時は、数カ所薬をつけて、皮膚のシワに沿って優しく横に滑らせるように広げてください。
赤みや痒みが減っても、ザラザラ感が残る間は湿疹が潜んでいる証拠なので、つるつるになるまでは毎日薬を使い続けてくださいね
皮膚疾患は、痒みや痛みという症状だけじゃなく、見た目の問題から人の目が気になってしまったり、悪化と改善を繰り返して根治が難しい病気も多いです
出てきた湿疹は、長引かせずに適切な塗り薬ですぐに抑える事で、痕に残りづらく、ぶり返しも少なくなります
また、塗り薬は正しく塗ることで初めて効果を発揮するため、当院では小さいお子様や傷口の処置の際に、スタッフが積極的に軟膏処置を行いながら塗り方の説明を行っています
塗り薬の使い方を忘れてしまった、ベタついて使いづらいなど、薬について何かご相談があれば気軽にスタッフに声をかけてくださいね