脂漏性皮膚炎について

脂漏性皮膚炎は、皮脂が過剰に分泌されることによって発症する皮膚炎です。

生後3～4ヶ月頃までは、母親からのホルモンの影響で皮脂の分泌が多くなります。頭や眉毛、おでこなど皮脂分泌の多いところに、黄色っぽいかさぶたができたり、カサカサしたフケが出ます。
皮膚を清潔にすることが大切であるため、シャンプーや石鹸を使って洗髪や洗顔を行うようにします。治りにくい場合は、必要に応じて塗り薬を用いて治療を行いますが、乾燥や肌のバリア機能が弱いことが隠れていることもあります。

大人の頭部や顔にも脂漏性皮膚炎はよくできます。大人の場合、皮脂を好む「マラセチア」という常在菌の一種であるカビの繁殖が症状悪化因子と考えられており、抗真菌薬の外用を行うこともあります。

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