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MEDICAL
しみ、そばかす

しみ治療のポイント

しみの原因は、肌の基底層で作られる「メラニン色素」です。そのしみにも実は様々な種類があります。しみの治療で最も重要な点は各しみに合った治療法を選択するということです。そのためには正確にしみの種類を診断しなければなりません。どの治療が最も適しているかはしみの種類や皮膚の状態、仕事や日々の予定など様々なことを考慮して1人1人個別に提案させていただきますが、なるべく日常生活に支障をきたすことが少ない治療を優先的に選んでいきます。

 

しみレーザー治療について

当院でのしみのレーザー治療は、主にロングパルスアレキサンドライトレーザー(GentleMAXPro)とQスイッチ・アレキサンドライトレーザー(ALEXⅡ)の2種類のレーザーを使用します。
GentleMAXProは、比較的ダウンタイム(正常な状態に戻るまでの時間)の少ない治療です。顔全体を一度に治療することができ、当日から化粧もできるため日常生活に支障をきたすことが少ない治療です。一方で深いしみには十分な効果を発揮しません。
その場合ALEXⅡが適応となります。ALEXⅡの場合は、かさぶたが出来るダウンタイムのある治療となります。
人によっては組み合わせて治療する必要もありますし、レーザー治療を行わないほうが良いしみもあります。レーザー以外の治療法もあるため、レーザー以外の方法が適している場合にはそれらの治療法も提案させていただきます。

生活上の注意

しみ治療の効果を高め、新たなしみの発生を予防するためには、ご自宅でのスキンケア習慣も非常に重要です。たとえば、紫外線ダメージから皮膚を守りメラニンの増加を抑えるためのUVケアや、メラニン色素の排泄をスムーズに行える肌状態に整えるための保湿ケアは必須ですし、洗顔時やマスク着用による摩擦も炎症を引き起こしメラニン増加につながるため気を付けなければなりません。

主なしみの種類

患者さまの多くは、気になる大きなしみ以外にも細かいしみ、隠れたしみが混在しています。またしみの種類も一つではなく異なる種類のしみが併発していることがあります。
たとえば、

  • 20代はソバカスと色素沈着
  • 30〜40代は日光性色素斑と肝斑
  • 50代以降になると脂漏性角化症と日光性色素斑

という具合です。さらに、クマ、毛穴、キメの乱れ、くすみ、色ムラなど、しみ以外の肌トラブルを同時に抱えていることが多くあります。
せっかくレーザー治療を行うのであれば今あるしみを治療するだけでなく、将来起こりうるしみの予防や抱えている肌トラブルも同時に治療できるようにしていきます。

老人性色素斑(日光黒子)

紫外線を浴び続けることで顔や手の甲にできるしみで、一般的なしみはこの老人性色素斑をさすことが多いです。老人性といっても20代から発生し、30代にははっきりしている人もいます。他のしみと区別することも重要ですが、ほくろのがんの初期と区別しにくいこともあります。当院ではダーモスコピー検査など最新の検査を行い、まず、最初に正確な診断をいたします。

おすすめの治療

メラニン色素に吸収が高いレーザーで、しみの治療に用いられます。
肌にハリを持たせたり、肌のキメを細かくするレーザーフェイシャルの効果もあります。

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーという主にしみや青あざを治療する目的で開発された医療用レーザーで高い効果と安全性を両立した最新機種です。

表皮の古くなった角質を化学的に融解させることにより、しみやくすみにも効果があります。

メラニンを薄くすることに有効な成分であるビタミンCを、体外からお肌の深部へ届けるための施術がビタミンCイオン導入です。同時にトラネキサム酸の導入を行うとさらに効果的です。

  • ハイドロキノン外用

チロシナーゼというメラニンの生成の原因となる酵素の働きを抑制し、肌のアンチエイジングを可能にする外用薬です。

 

脂漏性角化症

少し盛り上がったしみです。いわゆる「お年寄りのいぼ」です。老人性色素斑が盛り上がってきて脂漏性角化症になることもあります。これも、ほくろの癌としっかり区別する必要があります。

おすすめの治療

  • 液体窒素凍結療法

保険治療で行えます。簡単かつ安価に治療できますので、できるだけこの方法を選択します。

  • レーザー手術・外科的手術

大きくてがんの可能性がある脂漏性角化症では手術療法の必要があります。外科的手術を行う場合にはがんを鑑別するために病理検査も同時に行います。

メラニン色素に吸収が高いレーザーで、しみの治療に用いられます。肌にハリを持たせたり、肌のキメを細かくするレーザーフェイシャルの効果もあります。

表皮の古くなった角質を化学的に融解させることにより、しみやくすみにも効果があります。

メラニンを薄くすることに有効な成分であるビタミンCを、体外からお肌の深部へ届けるための施術がビタミンCイオン導入です。同時にトラネキサム酸の導入を行うとさらに効果的です。

 

そばかす

いわゆる”そばかす”と呼ばれるシミで、雀卵斑とも呼ばれます。小・中学生から見られることが多く、遺伝的な体質が関係しています。
治療はレーザーフェイシャルをお勧めします。

おすすめの治療

メラニン色素に吸収が高いレーザーによるレーザーフェイシャル治療です。

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーという、主にしみや青あざを治療する目的で開発された医療用レーザーで高い効果と安全性を両立した最新機種です。

表皮の古くなった角質を化学的に融解させることにより、しみやくすみにも効果があります。

メラニンを薄くすることに有効な成分であるビタミンCを、体外からお肌の深部へ届けるための施術がビタミンCイオン導入です。同時にトラネキサム酸の導入を行うとさらに効果的です。

 

炎症後色素沈着(外傷によるきずの跡・ニキビ跡など)

ニキビ、かぶれ、虫刺され、やけど、ケガ・傷など、様々な皮膚疾患による炎症の跡です。外傷による炎症後色素沈着の場合には保険適応になることもあります。
まず、炎症を抑えることが優先です。紫外線により悪化します。(青あざ・きずの跡の項参照)

おすすめの治療

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーという主にしみや青あざを治療する目的で開発された医療用レーザーで高い効果と安全性を両立した最新機種です。

メラニン色素に吸収が高いレーザーによるレーザーフェイシャル治療です。

表皮の古くなった角質を化学的に融解させることにより、しみやくすみにも効果があります。

メラニンを薄くすることに有効な成分であるビタミンCを、体外からお肌の深部へ届けるための施術がビタミンCイオン導入です。同時にトラネキサム酸の導入を行うとさらに効果的です。

  • ハイドロキノン軟膏

チロシナーゼというメラニンの生成の原因となる酵素の働きを抑制し、肌のアンチエイジングを可能にする外用薬です。

 

両側性遅発性太田母斑様色素斑(後天性真皮メラノサイトーシス)

両頬に多く、辺縁がはっきりせず、少し灰色がかっているのが特徴です。他のシミに比べて、皮膚の深い部分に紫外線刺激によりシミができることが原因です。普通のしみに隠れていることもあり見逃されがちなしみです。治療はQスイッチ・アレキサンドライトレーザーが有効です。

おすすめの治療

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーという主にしみや青あざを治療する目的に開発された医療用レーザーで高い効果と安全性を両立した最新機種です。

 

皮膚深部で青く見える青あざ(太田母斑)も同様の治療を行います。